| 手術
術後に備えての飲水訓練
子宮けい癌では、腫瘍が膀胱に近い事もあり、子宮だけではなくその周囲も含めて回りの組織を大きく取り除く手術をする。(広汎子宮全摘出)
そのため、膀胱に携わる神経を一部切除せざるおえず、手術後排尿に関して何らかの影響を受ける可能性がる。これを排尿障害と言いう。
そのため術前術後色々な訓練があるのだが、その最初の訓練が飲水訓練である。飲水訓練によって、水を飲む時間配分の練習と排尿のパターンを知り、術後の排尿訓練に役立てるのだ。
飲水訓練の方法
1.自分の排尿パターンを知る。
1日に1000〜1500ミリリットルの水分を取る。
午前中500 午後12〜4時までに300 夕方4時〜夜7時までに200
(これは夜間の尿量を減らし夜とトイレに起きる回数を減らすため)
2.飲んだ水分の量と尿の量、尿をした時間の関係がわかる
飲んだ時間と量を。表に記入する。
3.出来るだけトイレに行った後に水分を取る。
普段からあまり水分を取らない私にはかなりきついノルマだった。
飲み方もチビチビではなく、1回に200〜300くらいまとめて飲むのだが、最初の頃はそんなにいっぺんに飲めなかった。(今ではゴクゴクゴクとあっという間に飲んでしまうようになったのだが)
このときは、記録し忘れたり、水分を取るのを忘れてたり、ほんといい加減だった。後で見てみると全然参考にならない記録だったと思う。
噂に聞く排尿障害も、不思議なもんで自分はすぐに出るだろうと思っていたので、それほど不安には感じていなかった。
何より抗がん剤治療が終わった事のほうが嬉しかったのと、次の入院で手術する事が決まっていたので(H15.12.16)何かと検査や準備に追われそこまで気にする余裕がなかったとも言える。
手術についての説明
手術を8日後に控えた12月10日、Dr.より手術についての説明を、主人、実家の母、私の3人で受けた。
現在の診断名・手術術式・予定日時・手術の概略と特徴・予想される合併症と危険性などなど、
最悪の場合も想定して話されるので、なんとも不安になるばかりであった。
私の場合、卵巣を摘出するかどうかは本人に任せるとの事だったが、すぐには返事ができなかったので1日考えて見る事にした。
ただ、卵巣を残しておいても、後に放射線治療を行う可能性が高いので、放射線によって卵巣の機能は果たさなくなるだろうと聞かされる。
また、残しておく際は、卵巣をヒモで縛って固定させておかなければならないとの事、それにより腹部にふくらみが出来るかもしれないとも聞かされる。
残しておいて卵巣がんになる確率は普通の人と同じ。
一晩考えた結果、卵巣も摘出してもらうようお願いした。
参考 手術についての説明書
手術前日
手術を明日に控え、手術部位の毛を剃り、そのごシャワー洗髪をする。
午前9時より絶食、15時より絶飲、20時浣腸をして、21時眠剤を服用し就寝。
手術当日
| 午前6時ごろ |
起床 血圧測定 後 浣腸 |
| 午前7時ごろ |
手術着に着替え、弾性ストッキングを着用する。 |
| 午前8時20分ごろ |
前処置を行う この際注射をされる。 |
| 午前8時30分ごろ |
いよいよストレッチャーに乗せられ手術室へ。 まだ意識ははっきりしている。 |
| 午前8時40分ごろ |
手術室へ到着し、全身麻酔を打たれる 。膝を抱かえ、丸まり、までは意識あり。 |
| 午後4時45分 |
リカバリー室で目が覚める。腹部に強い痛みあり。「イタイイタイ」と言っていた記憶が。しかし意識はまだ朦朧としている。
夫と母の顔が見え、一言二言話したような気がするがよく覚えていない。 |
| 午後6時ごろ |
妹が駆けつけてくれたので、再び夫母妹と面会。
意識もはっきりして痛みも和らいでいる。
喫煙者のため、タンがかなり出てくるため、鼻から入っていたチューブを外してもらう。 |
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以降あまり良く覚えていない。
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手術翌日
午前10時ごろ リカバリー室より病室へ移動。
病室のベッドをリカバリー室のベッドの横へ付けて、上を向いたまま足とお尻と頭をうまく使って移動するのだが、腰につけている痛み止めのチューブが良く効いているため、痛みもなく楽に移動できた。
しばらくすると、ベッドを上げて、座る練習をするように言われる。
徐々に上げて行くのだが、時々吐き気に見舞われ、数回戻してしまう。
座れるようになると、今度は立って見るように言われる。
噂には聞いていたがかなりのスパルタだ。
術後2日目
歩くように言われる。
点滴棒を握り締め、看護師さんに腰の辺りを支えてもらい、病棟の廊下を数メートル歩いてみる。
案外歩けるものだとビックリする。
その後は1日2回痛み止めの座薬を入れてもらいながら、積極的に病棟を歩き回る。
術後5日目には自分で着替えするよう言われ、もたもたしながらも着替えをする。
術後6日目
抜鈎。初めて傷口を見る。
それ以前に、両脇腹に入っていたドレーンを抜いたのだが、いつだったか記憶していない。
4・5日目あたりだと思うのだが・・・
腹部レントゲンの結果、お昼より重湯がはじまる。
以降2食上がりで普通食へ戻していく。
膀胱訓練を始める。
尿管をコッヘルというハサミのような物で止めることにより、膀胱へ尿をためて膀胱を働かす訓練である。
尿意が得られるようになるとこの訓練は終わりなのだが、私の場合、膀胱付近の神経を切断しているため、これで尿意を感じる事はなかった。
訓練を始めて4日目の朝、ようやく尿管を抜いてもらう。
以降排尿機能回復訓練へと進む。

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